1484(@1484camp)です。
トゥクリップと言えばピストのトレードマークのようなアイテムです。
今乗っているNJSフレームのピストにもトゥクリップを取り付けていました。しかし、悩んだ末にハーフクリップに変更することにしました。
なぜか?
「トゥクリップでは少々不便かつ危険」そう感じることが増えてきたことが大きな理由です。
- 平日→片道20分の通勤
- 休日→街乗りor中距離のポタリング
毎朝の通勤にフォーカスしてみます。
そこで大事なこと、それは乗りやすさと安全ですね。
会社に着くまで20分ほどのライドでも、信号でのストップアンドゴー、歩行者、狭い歩道・・・割と意外に危険と隣り合わせなんです。
ストラップ+トゥクリップだとつま先を突っ込む形になるので、とっさの時に足が引っ掛かりヒヤッとする場面がありました。
通勤時にケガするなんて、極力避けたい。ましてやアラフォーにさしかかり、自転車で転んだだけでも大怪我につながりかねません。
そこで、より安全性の高いハーフクリップにしたところ、とても乗りやすく、安心して通勤することができています。
「ハーフクリップってどんな感じ?」と気になる人のために、ハーフクリップについて書いていきます。

目次
ハーフクリップは安全性と機能を両立してくれる

選んだのは信頼と実績の三ヶ島製作所(MKS)のハーフクリップLサイズ。鈍く光る鉄、美しい曲面が芸術的。

自転車パーツが持つ金属の美しさっていいですよね。
通勤では足をもっと外しやすくして安全に乗りたい、かと言ってフラットペダルじゃ物足りない。
街乗りやポタリングではペダリングしやすくする為に引き足も使いたい。
ハーフクリップはこんなわがままな要望を叶えてくれます。
ストラップがないので横方向に足が外しやすく、ペダリングの際に足を引っかけられるので引き足が使えます。ガッツリ足を固定されていなくても、常に足がペダルについてきます。
引き足とは
ペダリング時に足を引き上げる動作のこと。踏む時だけでなく足を引き上げるときにも力を伝えることができ、足が固定されることで効率の良い正しいペダリングができます。
ピストらしさを損なわず、安全性も高い。メリットが多く自分のピストの使い方にドンピシャでした。
では詳しく見ていきます。
同じ三ヶ島製作所のペダルなら、確実・簡単に取り付け

ハーフクリップやトゥクリップを取り付けるには、トゥクリップ用に穴が開いたペダルが必要です。手持ちのペダルがフラットペダルだとその穴がないかもしれません。

一緒に小さい六角レンチも付属していますので購入してすぐに使えます。
長く走っていると振動でネジが緩んできます。簡単に取り付けできるということは簡単に外れるということ。安全の為、こまめに緩みはチェックしましょう。

ハーフクリップと同じ三ヶ島製作所のSYLVAN TRACK。

ハーフクリップを使用するなら、同じ三ヶ島製作所のペダルを使うと調子いいですね。デザインも豊富で精度も高い、ピストのペダルを選ぶなら三ヶ島製作所一択です。
三ヶ島製作所のハーフクリップを使ってみた感想
日頃のライドの中で、信号待ちや駐車時に足がスムーズに抜け不安やストレスはありません。サイズ感や乗る時のコツをまとめました。
ポイントはサイドが開いているので横にも足が抜けること

トゥクリップとの一番の違いはここ。サイドが開いているので横に足が抜けます。突然の急ブレーキにもスッと足を着くことができます。
これだけで使えるので、ストラップを買わなくてOK。
Lサイズはつま先が薄い靴にピッタリなサイズ感

お気に入りのVANSのスニーカーを入れてみます。購入したのはLサイズ。VANSのような薄めのスニーカーだとぴったりです。

ボリュームのある靴やブーツだと厳しいかも。
そんな時はディープというサイズに余裕があるタイプもあります。

スムーズに乗り出すには慣れが必要、覚えておきたいコツ
ペダルに足を載せていない状態だと、クリップの重さで回転してしまい踏み面が逆になります。慣れないとなかなか走りながらうまく足がはまりません。そこでちょっとしたコツを。
使っているSYLVAN TRACKには、ペダルのかかと側に突起があります。

これは「蹴返し」と呼ばれるペダルをひっくり返すための機能です。ここに靴裏を引っ掛けてペダルを裏返し、つま先を突っ込みます。

初めてトゥクリップの類を使う場合、自転車を乗り出す時に足をうまくはめるには馴れが必要。

何度も足を滑らせて痛い思いをしました・・・。
特に固定ギヤで乗っている方は、止まった時にペダルの位置がいい具合にないことが多々ありますからなおさらです。
器用にクルっと、バシッと足をはめてドヤ顔しましょう。

自転車はカッコつけてナンボです。
唯一気になる点は靴が傷んでしまいそうなこと
ハーフクリップだと、金属が常につま先に当たるので、靴が傷む懸念があります。
その対策として、靴に当たる面の少ないケージクリップ(短いクォータ-サイズもある)や皮のカバー(黒or茶)がついた靴当たりの優しいタイプもあります。

乗っている自転車のスタイルに合えば、それらをセレクトするといいかも。

まとめ|ハーフクリップにすることでピストに乗る時に安心感があり、気持ちが楽に

- 足が外しやすいので、咄嗟の判断で転倒や事故のリスクを軽減
- ぺダリングで引き足が使える
- 取付け簡単、ストラップがいらずコスパがいい
- 靴のサイズやスタイルに合わせた選択肢がある
- 靴が傷む(対策あり)
慣れてしまえばトゥクリップでも問題ないかもしれませんが、どうも使いづらかったり、怖いと感じる人もいるかと思います。
そんな、トゥクリップを使いたいけど安全を重視したい人にはハーフクリップがオススメです。特に通勤・通学で毎日乗るのであれば、ハーフクリップの使いやすさは重宝すること間違いなし。
安心してピストを乗り回せます。

ペダルはクリップ対応のものを選んでくださいね。
ハーフクリップで、いつも乗っているピストを安全に乗りやすく!

ピストバイクと言えば、ストラップを装着して足をホールドするトゥクリップ。